
住宅ローンに頭金を入れるべきか入れないべきかは、ご相談いただく件数が一定数あります。
または繰り上げ返済をご検討される方も多いです。
そんな方々向けの悩み解消の一助になればと思いこの記事を作成しました。
まずは結論
まずは私の結論としては、
頭金入れないです!
理由としては、まずは金利にあります。
住宅ローンの金利について
現在は金利が低いので金利以上の運用が出来れば「頭金に入れるのがもったいない」となってくるためです。
住宅ローンの金利が低いうちは運用に回したほうが良いかと思っています。
現在はまだ低金利なので上記の結論ですが、
近頃(2022年終盤)は長期金利が上がるかもしれないと騒がれていました。
ここで一度整理しておきたいのが
固定金利・・・10年国債
変動金利・・・短期プライムレート
に連動しています。
つまり、固定金利は騒がれている通り上る可能性もあるが、変動金利については特に示唆なしということになります。
ここで慌てて固定金利にする必要はないのかなと個人的には思っています。
ということで、現状はまだ頭金相当額は頭金にせず運用に回しておいて良いかと思います。
繰り上げ返済はすべきか?
では繰り上げ返済についてですが
まず結論としては
繰り上げ返済もしなくて良いと思います。
ここでモデルケースを作りたいと思います。
夫婦ともに30歳。子ども二人(2歳と1歳)
仮に住宅ローンを35年で組み、元利均等だった場合、
まずは借り入れから10年(人によっては13年)は住宅取得控除の恩恵があるので繰り上げ返済を検討する方は少ないと思います。
そして、元利均等だと、ちょうど真ん中の18年あたりで、金利の約7割近くを返済していることになります。
もし繰り上げ返済をするのであれば、借入期間の前半部分で繰り上げ返済をしないと金利効果があまり出なくなるということです。
子ども達の年齢を考えると住宅取得控除が終わった頃は子ども達にお金がかかり始める頃です。
なので一般的に子ども達が独立し60歳で入ってくる退職金で繰り上げ返済を考える方が多くなりがちかと思います。
しかし、その頃には上記の通りで金利の大部分は返済を終えています。
団信(団体信用生命保険)もあるならば、もし繰り上げ返済をしたあとに
もし万が一のことがあれば、大切な家族を失い、団信の効果も得られずただ老後の資産を減らしただけという最悪の事態も想定できます。
まとめ
まとめとして
・頭金は入れない方が良いです。
・繰り上げ返済しないいメリットがあります。
とお伝えしましたが、まずはご自身たちのライフスタイル、現在のローンの残年数等を考慮してご自身の家庭にはどんな選択が一番ベストな選択かを考慮してみてください。
この記事が皆様の悩み解決の一助となれば大変嬉しく思います。

ひそりFPブログ 2022年12月開設
このブログでは、普段FP(ファイナンシャルプランナー)として活動していく中で、私自身が「もっと早くから知っておきたかったこと」、「絶対に知っておいたほうが良いこと」をメインに投稿していき、皆様の日々の生活や問題解決の一助になれればと思い、日々執筆しています。
私自身が、学歴もなく何も知らないまま損をしていたり失敗をしてしまった経験があります。
正直、後悔の念もあります。
そんな私も子どもが出来、子どもたちには自分のような後悔はしてほしくないと思うようになってきました。
そして、綺麗事ではなく、私が出会う方にも子どもさんがいたり、大切なご家族のために同じ想いをしてほしくないなと思っています。
情報があふれるこの時代でブログを書いたからと言って何名の方の目にとまるかも見ていただけるかもわかりません。
ですが、見ていただいた方のなにか一つでもお役に立ち、実生活に活かせれるような投稿ができればと思っています。





